飲食店コンサルティング&開業支援|鈴鹿御膳|Q.飲食店開業について、飲食業の今後の市場動向は?

Q.飲食店を開業したいけど、飲食業の今後の見通しは?

飲食店を独立開業させたい!自分らしいお店を作りたい!でも、周りを見ると新しい飲食店が次々と開業するけど廃業する飲食店もたくさん・・・今後どうなっていくの?これから出店を目指して大丈夫??

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A.これからの飲食業もこれまで同様、
個人事業でも十分に成功することが可能な業種であるといえるでしょう。

ただし、飲食店同士の生存競争は激しさを増すことが予測されますので、今まで以上に変化するニーズへの対応や成功するための戦略が求められるともいえます。飲食店の開業を目指される方は是非しっかりと戦略を練って開業を目指してください。

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今後の飲食業の市場動向に関して

まず人口が減少することは、「食べる機会」「食べる人数」が減少することでもあり、外食市場規模が縮小する根本的な要因ですので、日本全体の人口が減少に転じた今後は、全体で見れば徐々に飲食店を利用する客が目減りし市場の規模が縮小すると考えられます。

一方で「食」は生きるために不可欠なものではありますが、飲食店が提供する「食」はそれとは異なり、趣味や娯楽要素を多分に含むため、景況感の影響をよく反映しその動向が上下する側面を持つ産業であるといえます。

資料1からも、特に中間所得者層の消費傾向は生活に不可欠な消費を優先させる傾向に転じ、嗜好品や娯楽品、優先順位が低いものから消費が落ち込んでいると読み取ることができると思いますが、外食産業にもこの傾向が当てはまると考えられます。
その上で資料2をみてみると、外食産業市場は平成23年(2011年)にもっとも市場規模が縮小しましたが、その後の景気の回復を背景に徐々に回復し平成28年現在やや持ち直すに至っています。今後も人口の減少が避けられない、中間所得者層の消費の落ち込みが厳しいなどのネガティブな要因の影響を動向に反映させつつも、景気次第では持ち直すといった緩やかな縮小傾向をベースに上下しながら推移する、これが今後の見方です。

ただし、ひとの「食」そのものへの興味や嗜好、外食への志向自体が極端に低下することは考えにくく、確かに市場規模は緩やかに縮小することは予測されてはいますが、例えばかつてはそれが当たり前だったカメラのフィルムがデジタル化に伴うデジタルカメラの普及によって、フィルム市場が急速に衰退し消滅するまでに至ったようなリスクは他の産業に比べれば低いとも言えます。比較対象としてはいかがなものかと思いますが、ネガティブな思考に圧迫されるよりは少し楽観的に構えることも時には必要でしょう。
また、変化する市場においてマーケットは飽和することはありません。グルメといった嗜好・娯楽カテゴリーが確立され、団塊世代の外食ニーズの増加傾向、単身高齢者の増加など新たなニーズは常に発生してきます。これは飲食店の新規出店を検討する上で好材料でもあるでしょう。

確実に言えることは、今後は人口の減少によって飲食店舗間の競争は激しさが増します。また、消費の取捨選択がよりシビアになって、不要なものに消費しない世相も相まってこれまで以上に飲食店の経営には経営努力と変化するニーズへの対応や成功するための戦略が求められるということに尽きます。しっかりと戦略を練って開業を目指しましょう。


飲食業市場動向に関する参考資料

消費者物価指数

資料1:総務省統計局 消費者物価指数(CPI)結果 年報(平成27年(2015年)報告書) http://www.stat.go.jp/data/cpi/report/2015np/pdf/doukou.pdfより鈴鹿御膳が作成



外食産業市場規模

資料2:「外食産業市場規模推移」公益財団法人 食の安全・安心財団資料を基に鈴鹿御膳が作成

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